「何買ったの?」
「あ!コレです!
この間、話した…」
覚えてないか…
「あ、オレに似てる鈍くさい男が出てる漫画?」
「鈍くさいとか、そんなこと言ってません
私の咲花くんに失礼です!」
「織乃さんの咲花くんなんだ?」
「私のっていうか…この本は私のです!
漫画の世界は誰が誰に恋してもいんです!
誰にも迷惑かけてないので!」
咲花くんのことになるとムキになってしまう
「たしかに…
見せて、オレに似てるって男」
「あ、はい…」
本屋さんの袋から新刊を取って見せた
「へー…織乃さんから見たオレって
こんななんだ…」
やっぱり、失礼だったかな?
「あ!実写映画化だって!
俳優さん誰だろ?」
帯に映画化のお知らせが書いてあった
「大和 輝(やまと ひかる)?
私、あんまりテレビ見ないからな…
大蔵さん知ってます?」
「いや…
オレも、そんな詳しくない」
「咲花くんぽかったらいいな♡」
「今日、織乃さんテンション高いね!
よっぽど咲花くんに会えたのが
嬉しかったんだ」
「それはもちろん!
だって3ヶ月も待ったんですから!」



