「、、、スミマセン!
お待たせ、、しました!」
「早!
ぜんぜん待ってないけど…
ちゃんとお金払って来た?」
「、、払いましたよ!
大蔵さん待たせたら、、悪いな…って、、、」
「ホントだ
すごい息切れてる
100m走ったあとじゃん!」
メガネの奥で大蔵さんが笑った
「もぉ!
、、、バカにしないで、くださいよ、、」
「バカになんかしてないよ!
嬉しくて笑った
だってオレのために急いでくれたんでしょ
ありがと」
ドキン…
大蔵さんの笑顔は
私のためですか?
そんなわけないけど…
「、、帰りますか?」
「うん、タクシーつかまるかな?」
大蔵さんが歩きながら通りを見た
そのまま
結局タクシー乗り場まで歩いた
大蔵さんのさっきの笑顔は
嬉しい時の顔なんだ
もぉ!って私も言ったけど
別に怒ってたわけじゃない
嬉しかった
大蔵さんが笑ってくれて



