恋愛経験0のイケメン俳優と恋をした件。(事件)


温もりと気配を感じて

目を開けた



ん…



握られた手



ライト…?



目の前に

長いまつ毛…女の人…?

誰…



んー…



ん…?

ん?

ん???



バッ…



慌てて起き上がった



「んー…あ…織乃さん…」



「ごめんなさい!私、昨日…」



大蔵さんが帰って来てた



ヤバ…!

クビじゃん!私



「泊まってくれたんだね
ありがと…」



「え、っと…スミマセン
ホントに…あの…」



「ライトのご飯気になって一度帰ってきたら
織乃さんが寝てた
助かった
昨日からの時給もちゃんと払うから…」



「あの、そーゆーことじゃなくて…
ホントに私…あの…」



「また、頼んでもいい?泊まり」



怒ってない

むしろ感謝されてる

頼られてる



でも、そーゆーことじゃなくて…



「あの…ライトは、なんで飼ったんですか?
寂しいとか、癒やされたいとか、ですか?」



「うん、そーだね
そんな感じ…」



「ですよね…
でも、ライトも寂しいと思う
ここでいつもひとりでご主人様待ってるの」



「…」



「あ、スミマセン」



今度こそクビ決定

余計なお世話だよね



「そーだね
オレの都合でライトに寂しい思いさせてる

仕事に連れて行ける日は連れて行こうかな」



「あ、そんな、無理ですよね
ごめんなさい、余計なこと…」



「ありがと
ライトの気持ち教えてくれて

夜、帰って来れない日もあるしさ
2、3日、帰って来れない時は
ペットホテルに預けてたけど…

だから
織乃さんが毎日来てくれてて助かってた
ホントに感謝してる」