「紬は…
紬は、変わったよ」
「え…ウソ!そぉかな?」
「うん…
可愛くなった
…
前も可愛かったし
制服姿も可愛かったけどね…
…
なんか、綺麗になった」
今でも憶えてる
初めて見た紬
ライトをかわいがる姿が
サングラスを取ったオレの目に入ってきた
少し驚いた顔をしていたけど
すぐに柔らかくて優しい顔になった
いつも冷たかったマンションが
明るく温かくなった
あの部屋に温もりをもたらしてくれた
今もそぉだよ
色のなかったこの部屋が明るくなった
色づいた頬
少しうつ向く紬が
愛おしくて触れたくなる
紬の長い髪に触れた
紬の耳
紬の頬
紬の首筋
オレの手が触れたら
紬がまた色づいた
去年見た桜を思い出した
もっと紬に触れたくなった



