「思い出したくないこと…
思い出す?」
キミに聞いた
「ん?…うん…
…
でも…大丈夫
…
今、大和が手繋いでくれたから
マンションにいる時
下まで送ってくれてたこと思い出した」
「それは…いい思い出?」
「うん、いい思い出!
デートしてるみたいで嬉しかった!」
あの時、デートもできなかった
「ごめん…どこも行けなかったよね
…
またラーメン一緒に行こうねって
それも行けなかったし…」
「んーん…」
「約束してたのに
…
あの時、守れなかった」
約束もキミも
守れなかった
「んーん…
約束、守ってくれたよ」
「え…?」
「今日、来てるよ
…
ありがと」
キミが笑った
ドキン…



