「暑い中並ぶのもキツいけど
寒いのも大変だよね」
「うん
友達にはいつも断わられちゃう
…
でも、その待ってる時間がいんだよ!
お腹すいたなーって」
キミは幸せそうだった
大好きなんだね
ここの塩ラーメン
「今日は、漫画読まないの?
待ってる時、読んでなかった?」
「うん、今日は読まない
大和いるから…」
「オレのことなら気にしないで
読んでていいよ
この列だと1時間ぐらい並びそうじゃない?」
キミの好きな人に会って来なよ
「うん
でも大和いると集中できないからいいや
…
寒いね…」
オレをおいて
少女漫画の世界に行きそうだけど…
キミの鼻先が少し赤かった
手、冷たいかな…
そっとキミの手を握った
「ん…?」
キミが上目使いでオレを見た
ドキン…
「紬、手冷たいから…」
後のこと考えないで握ったけど
冷たくなかったら
どぉしてたんだろ?
オレ
「うん、ありがと」
オレはキミの笑顔で温かくなる
ドキ…
ドキ…
ドキ…
また少しずつ心拍数が上がってく



