「紬、おいしかった」



「ホント?よかった!
私もおいしかった」



キミと一緒に食べるものなら

2倍おいしかった



「オレ、片付けるから
紬、ゆっくりしてて…

あ、それとも帰る?
今日の課題終わった?
まだでしょ
オレ、さっきやったから…」



「まだ終わってないけど、帰んない」



皿を洗ってる後ろから紬の声がした



オレも

ホントは帰ってほしくなかった