「やっぱり、おいしかった!」
「え…、え…?
もぉないし!」
返ってきたカップラーメンは
ほとんどなかった
その代わりに
オレの目の前にキミの笑顔があった
ドキン…
近すぎない?
「大和、髪伸びたね」
「あぁ…うん…
ずっと切ってなかったから…」
キミがオレの髪に触れた
キミの腕からゴムを外して
結んでくれた
ドキドキ…
ドキドキ…
「大和、女の子みたい!」
キミは笑ってるけど
オレはドキドキしてる
「女の子みたいだけど…
ヒゲ…ライトみたい」
キミがオレの顔に触れた
ドキドキ…
「あぁ…今日、剃るね…
最近、剃ってなかった」
ドキン…
目の前のキミは
どんどん可愛くなってるのに
オレはだらしなくて
あの時とは違う
こんなんじゃ
またキミに嫌われるかな?
目と目が合って
キミはオレの頬に触れたまま
そらさなかった
ドキドキ…
ドキドキ…
「どんな大和も…
ホントの大和でしょ」
キミは真っ直ぐオレを見て言った
「うん…」
大和は、このままでいいよ…って
言ってくれてる?



