キミとベンチに座った
あ、ライトも…´•ﻌ•`♡
ライトはキミの膝の上で嬉しそうだった
顔は相変わらず困ってたけど´•ﻌ•`
「寒くないですか?」
よそよそしい喋り方
さっきより日が落ちてた
「え、うん…」
「だって、半袖…」
「あ…」
またキミが笑った
笑い方は変わらない
アパートを出て来た時はまだ寒くなかった
散歩してすぐ帰るはずだったし…
「風邪、ひかないでくださいね」
まだ
心配してくれるんだ
また
心配してくれるんだ
「日が暮れるの、早くなったよね」
ライトを撫でるキミを見たら
頬が赤く染まってた
夕日の色か…
クション…
くしゃみが出た
「やっぱり、寒いですよね」
「いや、そんなこと…」
キミがベンチから立って
ライトをオレに渡した
「帰りますね…」
半袖を着て来たことを後悔した
許されるなら
まだキミといたかった
「送るよ」
「どこまでですか?」
「え、電車だよね?
駅まで…」
なに?
この下り
全部知ってるけど
「ホントに?ありがとう」
キミが嬉しそうに笑った
やっぱりキミは…
可愛い



