「紬、もぉ帰る?」
「うん、明日も学校だし…
帰ろうかな…」
「そーだね…
もぉこんな時間だしね
また会える日、連絡するから
電話は毎日するけど…」
21時を過ぎてた
待ってる時間は長いのに
会ってる時間はすぐに過ぎる
ホントは
もっと一緒にいたかった
ずっと一緒にいたいよ
「待ってるね…」
私は
待ってることしかできない
「紬、好き…」
ーーーーー
…
ドキ…
ドキ…
ドキ…
「…んー、長いよ…大和…」
「ごめん…
なんか、久しぶりだったから…」
映画では
あんなにかっこよくキスしてたのに…
きっと他の作品も
かっこいんだろうな…
受け入れなきゃいけないのは
わかってるけど
私以外の誰かと大和が恋人の役をしてたり
そーゆーのは
まだ見たくなかった
大和が咲花くんだってわかってから
バラエティ番組に出てる大和を見かけた
隣に綺麗な女優さんがいて
ヤダな…って
大和の近くにいれて
いいな…って
その容姿も
その世界も
一緒にいる時間だって
私なんかより
ずっとずっと大和に近い気がして
すごく嫌だった
受け入れなきゃ
大和を全部好きでいれない
わかってる



