「大和…」
ドキドキ…ドキドキ…
「…ん?」
私の声も大和の声も
私の胸の音も
大和の胸から伝わって
私の耳に届く
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキ…
「大和、好きだよ…」
「うん…オレも好きだよ…」
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキ…
ふたりの胸の音も
ふたりの声も
ふたりの想いも
重なった
ドキン…
顔を上げたら
大和の唇が私の唇に重なった
ーーー
やっと触れて
そっと離れた
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキ…
「紬…好き…」
大和に強く抱きしめられた
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキしすぎて声が出なかった
「ごめん…
…
オレ、馴れてなくて…
…
でも、ホントに紬が、好きだよ…」
大和の声が少し震えたのがわかった
ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…
「大和…ありがと…
…
私も…大好き…」
私達は
もう一度
確認するみたいに
唇を合わせた
ーーー
ドキドキ…
ドキドキ…
ドキドキ…
ぎこちなく当たって
惜しむように離れる
大和の唇
私の初めてのキスは
大和の初めての
本当のキスだった



