「ごめんね、遅くまで…
おつかれさま」
「んーん…
大和に会いたかった
会えてよかった」
コートを着て帰る支度をした
バッグを持ったら
大和の手が私の指先を押さえた
「ん?」
「紬、寒くない?
さっき紬の指に触れた時
冷たかったから…」
ドキン…
「寒くないけど…」
ドキドキする
「紬の手…冷たい」
大和の手が
私の指先から手全部を包み込んだ
ドキドキ…
「大和の手、温かい」
「紬の手、ちっちゃい」
「大和の手、おっきい」
ドキドキ…ドキドキ…
大和
帰りたくないな
ドキドキ…
包まれた手を解きたくなかった
ドキドキ…
でも
「帰るね…」
「うん、また電話するね」
私の手を掴んだまま
大和は玄関まで来た
ドキドキ…ドキドキ…
手繋ぐって
こんなにドキドキするんだ
たった
リビングから玄関までの距離なのに
心臓の音すごい
ワンワン!´•ﻌ•`♡
足元に来たライトを大和が抱っこした´•ﻌ•`
私の手から大和の手が離れた
「じゃあね!ライト!
またね♡
…
またね、大和…」
靴を履いて顔を上げたら大和と目が合った
ドキン…
「下まで送る」
そう言って大和の手が
また私の手を掴んだ
ドキン…
大和
手繋いでくれてるんだ
ドキドキ…ドキドキ…
そのままエレベーターに乗った
ライトも一緒
大和に抱っこされてる´•ﻌ•`♡
いいな…ライト´•ﻌ•`♡
私だって手繋いでもらってるもん
いいでしょ!ライト´•ﻌ•`♡
このままデート行けたらな…
「駅まで送れないけど、ごめん」
「うん、大丈夫だよ」
今まで下まで送ってもらったこともないもん
いつも玄関までだった
どーしたんだろ?
大和
エレベーターが1階に着いた
「大和、ありがと
またね…」
「うん、おつかれさま
気を付けて…」
ーー
え…



