あなたの左手、 私の右手。

「おばあちゃん、ごめんね。」
私が出張の日はおばあちゃんにはショートステイを利用してもらうことにしている。

私は今日から初めての出張。
おばあちゃんにはあらかじめ説明していたけれど、いろいろと心配なようで、数日前から準備をしたり、あれはどうなっているのか、これはいるのかと私に確認をしてくる。

それでも私たちが前に進むためには必要なことだ。

2年前まで私たちは一緒に暮らしてはいなかった。
それぞれの生活があった。

でも、訳あっておばあちゃんが私と同居してくれるようになった。

私はおばあちゃんへの恩を返していくために、仕事もちゃんと向き合おうと決めた。

だから、出張でおばあちゃんに迷惑をかけてしまうけれど、それでも一緒に生活していくため、私はおばあちゃんを支えられるようになるために必要なステップだと思っている。