あなたの左手、 私の右手。

「そっか。そんな風に思ってくれたか。なんかうれしいな、俺も。」
そう言って先輩は私の頭をいつものように大きな手で撫でる。

・・・うんん。
いつも以上に激しくなでる。

「俺もこの仕事がだいすきでさ。やりがい感じてる。そんな仕事を共感してくれて、しかも一緒にがんばれるって、うれしいな。やっぱり。」
先輩の大きくて熱い手に頭を撫でられて、私は思わず自分の頬が赤くなっているのではないかと心配になった。

「早く片付けて上がるか!」
「はい」
「腹減ったしな。」
「・・はい」
「そういえば赤名はいつもうまそうな弁当持ってきてるよなー。」
二人で片づけをしながら私たちは話を続けた。