ふとエレベーターの扉があいたときに、杖を突いたご老人がフロアに向かっていることに気づいた私は、受付から離れようとした。
「いらっしゃいませ」
私よりも早く、先輩がそのご老人に近づく。
そしてちらりと私の方に視線を送ってくる。
いつの間にか先輩と一緒に仕事をしているうちに先輩が言葉にするよりも先に、先輩が言おうとしていることが分かるようになってきた。
先輩は私に受付から離れるなと視線で伝えているとわかった。
私は先輩に頷き、受付に戻った。
先輩はご老人に寄り添いながら、危険のないようにご案内をしている。
「パンフレットもう一部いただけますか?」
「はい。こちらになります。」
「素敵な作品がたくさんあるのね。生きている間に見られてうれしいわ。」
「ありがとうございます。今回は〇〇先生の新作から、話題になった過去作品まで150点を展示いたしております。またとない機会ですので、ゆっくりご覧ください。」
「ありがとう」
50代くらいの女性に話しかけられ、お礼まで言われてじんわりと心が温かくなる。
「いらっしゃいませ」
私よりも早く、先輩がそのご老人に近づく。
そしてちらりと私の方に視線を送ってくる。
いつの間にか先輩と一緒に仕事をしているうちに先輩が言葉にするよりも先に、先輩が言おうとしていることが分かるようになってきた。
先輩は私に受付から離れるなと視線で伝えているとわかった。
私は先輩に頷き、受付に戻った。
先輩はご老人に寄り添いながら、危険のないようにご案内をしている。
「パンフレットもう一部いただけますか?」
「はい。こちらになります。」
「素敵な作品がたくさんあるのね。生きている間に見られてうれしいわ。」
「ありがとうございます。今回は〇〇先生の新作から、話題になった過去作品まで150点を展示いたしております。またとない機会ですので、ゆっくりご覧ください。」
「ありがとう」
50代くらいの女性に話しかけられ、お礼まで言われてじんわりと心が温かくなる。



