混み具合にさーっと血の気が引く。
これは・・・行けるだろうか・・・。

すでにぎゅうぎゅうの電車に乗り込まなくてはならない事実に私は大きく深呼吸をして気合を入れた。

電車が停車する前から先陣を切ってスーツ姿のサラリーマンが動き出す。
私も負けじと進んだ。

どこから出て来たのか私の前にも後ろにも人がたくさんいて、いつの間にかその流れに流されるように私は電車の方へと進みはじめた。

いつの間にか電車の中に自分の体が置かれている状況・・・。

怖いっ!何々っ!?

ものすごい勢いに恐怖すら感じ始める。

くっ苦しい!苦しすぎんかっ!