あなたの左手、 私の右手。

「ま、届かなかったらなんか踏み台持ってきて。」
「はい」
「次は仕事説明する。手帳ある?」
「あります!」
先輩について私は自分たちのデスクに戻る。

さっきから、先輩は私の歩幅に合わせてスピードを調節してくれていることを感じる。

「じゃあ、手帳出して、説明するから」

その日はほとんど私は先輩からの仕事の説明で終了した。
この会社では一人一台パソコンが支給されて仕事に使っている。
そのパソコンの使い方やID、先輩と連絡先の交換もした。

それから今先輩が取り掛かっている仕事の内容を聞いたり、私の役割を教えてもらった。

最後に直近2週間のおおよその予定も聞いた。
買ったばかりの仕事用のスケジュール帳があっという間に真っ黒になるほど、予定で埋め尽くされた。