あなたの左手、 私の右手。

「よし!食べるか!」
先輩の言葉に、私も頷く。

先輩は本当に私が大きなカステラケーキにかぶりつくところを写真に収めた。
「ひどい顔やな!」
「そんなことない!消してくださいよー。」
「待ち受けにしよ。」
たった一日で私たちの距離はかなり縮まったように感じる。


先輩は私が気をつかわないようにかなり気遣ってくれている。
結局本当に先輩はリビングのソファベッドで眠り、私は先輩の寝室のベッドを借りて眠っている。
朝私が起きるのと同時に先輩も起きて、一緒に朝食を作る。

洗面所を使う順番はいつもじゃんけんだ。
支度を済ませたら私たちは一緒に会社に向かう。