あなたの左手、 私の右手。

「遅くなってごめんな。」
首を横に振ってこたえる彼女。

いろいろとやるべきことややらなければならないことがたくさんあるのかもしれないと思う。
早く彼女に話を聞いて手伝うべきなのだとも思う。

何も食べていなければ彼女が食べられるものを用意したいとも思う。
飲み物だっていい。

寝ていないのであれば、安心して少しでも眠れるようにしてあげたいとも思う。


でも・・・いまは・・・今だけは・・・ただ彼女を抱きしめて彼女のぬくもりを感じたい。

言い訳できない俺の感情が動き出した。