あなたの左手、 私の右手。

流れていくタクシーの窓から見える景色をみながらいろいろな感情や思い出があふれ出す。

俺は静かにギュッと自分の手を握りしめた。

早く彼女に会いたい。
赤名に会いたい。

抱きしめたい。

この手の中に抱きしめたい。

強く強く自分の手を握りしめながら、赤名への道のりが永遠に続くかのように思えた。