あなたの左手、 私の右手。

その変化にうれしくも恥ずかしくもある私。

照れていることが先輩に気づかれないように視線をそらしていると、ふと、電車の窓に映る先輩が見えた。


先輩の耳が赤い。

ちらりと先輩の方を見上げると、先輩も私と同じように恥ずかしそうに耳を赤くしながら、私から視線をそらしていた。


くすぐったい。


これから始まる日々に、まぶしいほどの光を感じながら私は仕事へ向かった。