あなたの左手、 私の右手。

おばあちゃんが眠っていることをもう一度確かめてから、私は扉にしがみつくようにして立ち上がった。

デイサービスの準備はいろいろとある。
もちものをそろえることはもちろん。
毎回、食事ができないことがあるおばあちゃんに、好物をつめたお弁当も用意している私。
布団は仕方ない。
体調が落ち着いてから今日中にできればいいかと優先順位をさげた。

立ち上がって、いろいろな場所につかまりながらなんとかキッチンへ向かい、あらかじめ用意してある常備菜のタッパーを開け、おかずをつめていく。

あとはタオルとハンカチと・・・

何度も深呼吸をしながら、いろいろな場所に体をもたれかけたり、体を寄りかからせながら支度を済ませた。