あなたの左手、 私の右手。

慌てて体を起こそうとするのに、重力がいつもの何十倍にも感じるくらい体が重くて、両手を床について少しだけ体を起こすだけで精一杯だった。
でもおばあちゃんの様子を確かめないと・・・。デイサービスに行く用意もしないとならない。
洗濯も・・・。

仕方なく立ち上がる力がない私は廊下を這って、おばあちゃんの部屋をのぞく。
それだけでも息が上がってしまう。
全身から妙な汗があふれ出す。

なんとかたどりついたおばあちゃんの寝室。
そこには寝息を立てているおばあちゃんが眠っていた。

よかった・・・。
壁の時計をみると朝の6時半。

今日は仕事が休みだ。
おばあちゃんのお世話は何もできそうにない。