あなたの左手、 私の右手。

心配そうな表情のまま先輩は振り返りながら私の家から帰っていった。


先輩がいなかったら、どうにかなっていたかもしれない。


大きな胸に抱きしめられたときのぬくもりが私の力になり、もう一度立ち上がる支えになった。




私は玄関の外で大きく深呼吸をしてから家の中に戻った。