あなたの左手、 私の右手。

「大丈夫。赤名、大丈夫だから。」
私の目をまっすぐに見て言う先輩。

その声に、視線に、ぬくもりに、思わず私はその場に座り込んでしまった。

「私の・・・私のせいで・・・おばあちゃんになにかあったら・・・どうし・・・」
地面に座り込む私の隣に膝をついた先輩は私の背中をゆっくりとさすってくれる。

「大丈夫。赤名のおばあちゃんを信じよう。大丈夫だ。それに赤名のせいじゃない。一緒に探すから。そばにいるから。」
力強い言葉に、私は先輩の方を見る。

「大丈夫。」
その言葉に私は頷き、先輩の力を借りて再び立ち上がることができた。