「何階ですか?」
流れ込むようにエレベーターに乗り込んだ私。
こういう時、背が低いと損をする。
ボタンの近くにいる男性が階を聞いて代わりに押して言ってくれている?
全体像が見えない!
さすがにジャンプするわけにはいかず、そのまま私は「45階お願いします!」と声をあげた。
でも、インジケーターにライトがつかない。
無理もない。一緒にエレベーターに乗り込んでいる数十人が一気に階を伝えているのだから。
「45階お願いします!」
さっきよりも大きな声をあげて言うと同時に男の人の声で「45階お願いします」と聞こえた。
「はい」
男の人の声に多分、代わりに階のボタンを押してくれている人が返事を返すのが聞こえて、それから間もなくインジケーターを見るとすぐに45階にライトがついた。
息が詰まりそうなくらいの密室。
階が上がるごとに人が減っていき、はじめは全身が埋もれていて浅くしか呼吸ができていなかった私は、少しずつ大きく呼吸ができるようになった・
流れ込むようにエレベーターに乗り込んだ私。
こういう時、背が低いと損をする。
ボタンの近くにいる男性が階を聞いて代わりに押して言ってくれている?
全体像が見えない!
さすがにジャンプするわけにはいかず、そのまま私は「45階お願いします!」と声をあげた。
でも、インジケーターにライトがつかない。
無理もない。一緒にエレベーターに乗り込んでいる数十人が一気に階を伝えているのだから。
「45階お願いします!」
さっきよりも大きな声をあげて言うと同時に男の人の声で「45階お願いします」と聞こえた。
「はい」
男の人の声に多分、代わりに階のボタンを押してくれている人が返事を返すのが聞こえて、それから間もなくインジケーターを見るとすぐに45階にライトがついた。
息が詰まりそうなくらいの密室。
階が上がるごとに人が減っていき、はじめは全身が埋もれていて浅くしか呼吸ができていなかった私は、少しずつ大きく呼吸ができるようになった・



