あなたの左手、 私の右手。

『警察には?』
「連絡しました。服装とか・・・特徴を伝えて探してもらってます・・・」
『ほかに手伝ってくれる人は?』
「デイサービスの人も数名探してくれていて・・・」
『家は?』
「・・・あー・・・私も今探しに出てて・・・」
その時になり、家を空けたまま探していることに気づいた。

慌てすぎて冷静に物事が判断できない。

『今から俺車で赤名の家に行くから。おばあちゃんの写真用意して待ってて。10分くらいでつく。』
「でも・・・探さないと・・・」
『心当たりのある場所を警察に連絡して行ってもらえ。おばあちゃん、家に帰るかもしれないだろ?』
「・・・はい」
『赤名。大丈夫だ。』
先輩の言葉に少しだけ震えが治まる。
「家に戻って、待ってろ。」