必死にもがいていた心を、先輩が包み込んでくれているような感覚。
「俺たちはチームや。仲間や。俺の前では遠慮はなしや。無理して繕うこともせんでええ。むしろありのままを出してほしいわ。」
「・・・」
「頼りないと思うかもしれんけど、俺は赤名の過去くらい背負えるキャパはあると思うで?たぶんやけど。信じて預けてほしい。なんだって受け止めるで」
「・・・でも」
「でもやない。そのかわり、俺のことも言わないとな。フェアじゃないしな。」
先輩は少し体を離して、私の顔を見た。
「ぶっさいくな顔で泣くんやな。かわいいやないかい。」
笑いながら私の涙を拭う。
「どっちですか・・・」
「ぶさかわやな」
「・・・ふふっ・・・」
暗闇に引き込まれていた心に一気に光が差す。
「俺たちはチームや。仲間や。俺の前では遠慮はなしや。無理して繕うこともせんでええ。むしろありのままを出してほしいわ。」
「・・・」
「頼りないと思うかもしれんけど、俺は赤名の過去くらい背負えるキャパはあると思うで?たぶんやけど。信じて預けてほしい。なんだって受け止めるで」
「・・・でも」
「でもやない。そのかわり、俺のことも言わないとな。フェアじゃないしな。」
先輩は少し体を離して、私の顔を見た。
「ぶっさいくな顔で泣くんやな。かわいいやないかい。」
笑いながら私の涙を拭う。
「どっちですか・・・」
「ぶさかわやな」
「・・・ふふっ・・・」
暗闇に引き込まれていた心に一気に光が差す。



