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side 佐々木ひな

あのグループを抜けることができた。

一人でいることが私の性に合うということも知れた。

それもこれも彰人くんと梨花ちゃんのおかげ。

いつぞやに二人のことを窮地に追い込んだことはよく知っている。

だからこそ、彼らのことを応援することがせめてもの償いだ。

二人とも。応援してるからね。

そんなことを考えながら、梨花ちゃんたちにバイバーイ!と手を振ったのだ。