「ねぇねぇ、今の気持ちは?」

「あ、そうなんだね。
今日は、いきなり呼び出しちゃってごめんね。実は昇太くんに伝えたいことがあって…。」

「はい。」

ドクッドクッドクッ

心臓が飛び出そうなぐらい緊張してる。

早く言わなくちゃ…。

「…昇太くん。あのね、前に告白してくれたでしょ?」

「はい…。」

私の緊張が伝わったのか、昇太くんも緊張してる気がする。

勇気を出そう。

「答えなんだけどね、私でよければお願いします。」

由梨に言われた告白は出来なかったけど、何とか気持ちを伝えることが出来た。

「………え…。」

目をつぶってるせいで、昇太くんがどんな表情をしてるのか見えない。

目を開けるの怖いな…。

「え…。先輩、本当ですか?」

もしかしたら、もう私のこと好きじゃないかもしれない。

「…うん…。」

ボソッ)「嬉しい…。」

昇太くんの声がよく聞こえず、顔を上げる。

「え、なんて?」

「嬉しいです!!
やったぁ!!先輩に振り向いて貰えた!!」