「え、いや、違うんで「こんにちわ〜。いつも花織が来てるみたいで、ついてきたんです。可愛いものが多いですね〜。」

否定しようと口を開いたら、途中で言葉をかぶせてきた昇太くん。

え、否定しないの?ナチュラルに呼び捨てだし。

訴えるように目を見るとウインクされた。

可愛いけど…。そうじゃなぁーい!!

「いいね〜。青春って感じ!!
懐かし〜。」

否定するタイミングを失ってしまった…。

「これさっきのレースね。300円になりまーす。」

「あ、ありがとうございます。」

お礼を言って、お金を渡した。

「いつもありがとね。また来てね〜。
彼氏さんも。」

「またお邪魔させてもらいますね。」

はぁ…。