「DVD、借りてきてくれた?」
オレはオカンからサユリを隔離するために、そそくさと自分の部屋に逃げ込んだ。
二人でDVD観賞でもしようと思っていたので、サユリにはレンタルしてきてくれるよう、頼んでおいたのだ。
「ジャーン!」
「え? ……マジ?」
サユリが取り出したDVDのタイトルを見て、オレの体は固まった。
オレとしては、ハリウッドの話題作とか、あるいはサユリのイメージからして恋愛映画とかそういうジャンルを勝手に想像していたのだ。
「あれ? ダメだった?」
オレの反応にサユリの顔がこわばる。
「いや。ええよ、ええよ」
笑いがこみ上げてきた。
つか、どんなセンスだよ?
サユリは本当にいつもオレを驚かせる。
まるで、どんな味が出てくるかわからない、缶に入ったドロップキャンディのようだ。
オレはオカンからサユリを隔離するために、そそくさと自分の部屋に逃げ込んだ。
二人でDVD観賞でもしようと思っていたので、サユリにはレンタルしてきてくれるよう、頼んでおいたのだ。
「ジャーン!」
「え? ……マジ?」
サユリが取り出したDVDのタイトルを見て、オレの体は固まった。
オレとしては、ハリウッドの話題作とか、あるいはサユリのイメージからして恋愛映画とかそういうジャンルを勝手に想像していたのだ。
「あれ? ダメだった?」
オレの反応にサユリの顔がこわばる。
「いや。ええよ、ええよ」
笑いがこみ上げてきた。
つか、どんなセンスだよ?
サユリは本当にいつもオレを驚かせる。
まるで、どんな味が出てくるかわからない、缶に入ったドロップキャンディのようだ。