「あの~……ナニか?」


オレよかだいぶ背の高いシィの顔を上目遣いで覗き込む。


やばい……。

こりゃ、相当怒ってんな。

なんとか誤魔化す方法を探っていると、シィの方が口を開いた。



「金、払ってもらおうか?」


ひぃいいいいいいい。

取立てっすか?


シィはオレの目の前に2枚のレシートを突きつけた。


え?

2枚?