ワンルーム・ビターキス

酔っ払ってる私…って、朝のことかな。



そのことなら覚えてないけど、私そんなこと言ってたの?


こんなんじゃ無意識で何言ってることか…





「信じられないよなぁ、この緋和が “ 一緒に寝る〜 ” なんて言って」



「…っ!?ちょっと待って、何それ!!私そんなこと…」





バッと顔を上げるといつもの意地悪な笑みを見せる翠と目が合った。




嘘なの?本当なの?


でもそれが本当なら私が翠の部屋で一緒に寝てたことも説明が…





「お?どうした緋和チャン。顔が真っ赤だぞ」




なんてニヤニヤする翠には悪魔のツノとしっぽの幻が見えた。





「あ、悪魔…!!」


「ほぉ?看病してやった人に酷いこと言うんだ緋和。いつからそんな子になっちゃったのかな」





逃げるように毛布を引っ張る私
      vs
ニヤニヤしながら毛布を剥がしてくる翠






「はーい、残念でした。」





もちろん私の負け。



いくら相手が翠でもやっぱり男の人の力には敵いませんでした。



このあとぎゅっと抱きしめられたのはまた別のお話。