「どうした?ひ弱じゃないんじゃなかったの?熱ある俺に支えられてるけど。ひょろひょろの俺に」





勝ち誇ったような笑みを見せる翠。




さっきのちょっと根に持ってるでしょ…!




「…っ」




何考えてるの、翠は。




「あ、今回も俺、悪くないから」




そう言って翠は満足気な表情でもう一度軽いキスを落とした。





「全部、熱のせいだから」





なんて言って結局しばらく解放して貰えなかったのはまた、別の話。