片想い


ゾクッ...

一瞬、背筋が凍る感覚がした。

なぜか急に、この場所からすぐに逃げ出したいと本能的に思った。

「あ、そうだった!
次の授業の宿題やってなかったから、もう戻るね!」


「そうなんだ?
唐揚げ美味かったよ。
また食いたい。」


「わ、わかった。じゃ急ぐから!」


本当はもっと秋くんと一緒に居たかった。

でも、今はとにかくこの場を早く去りたかった。