片想い

「わかったよ、もう行くわ」

そう言って私の頭をポンポンしてきた。


すかさず茜さんが
「じゃあねぇ、お大事に〜!」 と、

秋くんの腕に絡み付きながら、横目で睨まれた。




まだ確信はないけど、犯人は茜さんな気がする。


茜さんは今までの秋くんの彼女とは違う。
独占欲が強い。

秋くんに好意がある子や、秋くんが構う子、

つまり私が邪魔なんだと思う。


どうしよう...。
悩みながら教室にへと戻った。