片想い


「秋!ここにいた!
もうっ探したんだからね!」

「茜。」

「茜さん..。 」


ヤダ!また誤解されたかな?


「彼女放ったらかしで、二人で何やってたのかな?」


「別に何もやってねーよ。
ただ話してただけ。」


「そ?じゃもうすぐ授業始まるから戻ろっか。
じゃ沙羅ちゃんまたね♪」


ぽんっと肩に手が置かれた瞬間

「っ...!!」

力いっぱいつねられた。


茜さんを見ると、

ニコッと笑って

「人の彼氏とるな。」と耳元で静かにささやかれた。