心臓がバクバクしてる…ワンチャン、
ジェットコースターの時よりも。
「さっき…身バレした??」
彼と繋いだ手に冷や汗をかきそう…。
「いや…ただイケメンですねって、
囲まれた。バレてはないと思う。」
「…どーだか」
あたしはネットで噂が流れていないか、
少し検索をかける…今のところは…
「あっ!」
「俺といるのに別のこと考えるの禁止。」
別のことって…いや、あんたの名前を、
検索してるんですけど!?
あたしは横から携帯を取り上げられて、
検索手段を失う…。
「大丈夫だろ、モデルとデート中とか、
少しネット界隈が騒ぐ程度だ。
さっきの魅香、すげぇ格好良かったから、
悪い方向に盛り上がることはない。」
モデルって…こんな不恰好の不良品が、
そんな風に思われるわけがないじゃん。
「…蛍は世間の恐ろしさをご存知ない。」
「ふっ、なんだよ、その言い回し。」
蛍は呑気に笑う…警戒心幼児レベルかよ!
…あたしが守らないと。
さもなくば、いつか誘拐されてしまう!!
謎の使命感と責任感を覚えた。
「あ、お化け屋敷待ち時間短い…行く?」
「え、遠慮する」



