「あ、ツギハギ劇場…近い。
昨日観たいって言ってたよな?」

私の希望でツギハギうさぎ耳を色違いで

購入し、耳を弾ませながら歩く二人…。

「うん!行きたい!!」

このツギハギパークにはツギハギの黒兎、

"うさたん"とツギハギの白兎"うさっち"が

看板キャラクターで二匹の感動物語は、

映画で公開され、たちまち大人気に。

今はアトラクションの一部として、

20分程のショートストーリーが見られる。

それをツギハギ劇場というのだ。

「あ、待ち時間30分だってー!」

「よし、並ぶか。」

ポップコーンを二人で食べながら、

次はジェットコースター乗ろうかなんて、

話をして学校の話題なんかで盛り上がる。

「ねぇ、これはご褒美だよ。
…こんな幸せなお仕置きってあり??」

「…?あぁ。俺が魅香の時間を、
独占してるんだ。立派なお仕置きだろ?
それにお仕置きなら俺に逆らえない。」

にこっと微笑んだ蛍のうさたんの耳が、

ピョコンと弾む…凄い…超似合う。

時を同じくして蛍も魅香の白い耳可愛い、

銀髪だから本当に生えてるみたいだ…。

なんて思っていたのはまた別のお話。