「お待たせ致しました、コーヒーです。」
「ありがとー麗菜!!」
そう、ここは霧島家のカフェ。
麗菜に今日はシフトが入ってると聞いて、
ここで計画を立てようと蛍に提案した。
「いやぁ、エプロン似合ってるね!」
「本日何回目の台詞よ。」
麗菜は呆れたように笑いながら、
それでいて幸せそうだった…。
「本当に行くの?遊園地。」
麗菜は未だに不服そうだ。
「店員サン、邪魔しないでよ。」
蛍は笑顔をひきつらせてシッシッと、
麗菜を追い返す仕草をする。
「あはは…二人共やめなさいって…」
そう騒いでいると店の奥から人影が。
「あ"??んでここにいんだてめぇ。」
「あれ、レン?」
まさかの霧島君登場にあたしは驚いて、
舌を噛んだ…割と強めに…血の味…うっ。
「ん?あんたこの間…麗菜といたな?」
「そうそう、魅香だよー!」
そんな会話に蛍がピシッと固まる。
「は?二人共、会ったことあったのか。」
ひぃっ、超不服そうな声っ…圧が強っ!!
「"麗菜と"と言っただろうが話聞けや。」
あ…"Devilish Kiss."揃ってる。
今更ぼんやり思った。



