「魅香ッ!!…良かった…無事で。」

翌日、あたしが学校に着くと、

速攻で抱き着いてきた麗菜ちゃん…。

普段こんなスキンシップは絶対NGの、

クールガール麗菜ちゃんなのに…。

…心配かけちゃったなぁ。

「魅香サァン!!大丈夫デス!?!?」

『ぐはぁっ!!』

勢いよく突進してきたエミリアちゃん。

あたし達は顔を合わせると、

三人で誰からともなく笑い始めた。

「てか、エミリアちゃん堅苦しい!!
呼び捨てで呼んでよー!!」

「Oh!!いいんデスか??…魅香?」

麗菜ちゃんも私も呼び捨てでいいわと、

あたしとエミリアちゃんに微笑む…。

「OK!!魅香、麗菜!!ではワタクシも、
呼び捨てして欲しいデース!!」

あたし達は体育祭のおかげで、

とても距離が縮まった…これが行事の、

醍醐味なのだろうな…。

「月乃、おはよう。」

「おはよう!!ケイちゃ…」

一瞬辺りが静まり返る…いや、

みんなして聞き耳たててたんかい!!

「ふはっ…おはよう、魅香ちゃん。」

「………うわぁぁぁあっ!!」

あたしは早々に誤爆した…。

夏夜ファンに刺される日も近そうです。