蛍は嵐のようなマシンガントークに、

ぱちくりと瞬きを繰り返していた。

本当に百合ネェはキャラが濃い!!

「ごめんね、驚かせて…大丈夫?」

「大丈夫、興味深い人だな。」

そう、凄く面白い人だ…。

世間の風当たりが強かったからこそ、

人として出来上がっている人格者。

「そうなの、良い人だよ…凄く」

面倒見もいいしなぁ…。

「そうか、じゃあ…俺も帰るかな。
次に会う日はツギハギパークか。
迎えに行くから準備しとけよ!!」

「あっ!うん、本当にありがとね!
ツギハギパーク…楽しみにしてる!!
準備して待ってるね!!」

蛍の背中が見えなくなったのを確認し、

私は家に入った…部屋は静かで、

空気は冷たい。まぁ、温かいのは怖い。

誰がいるのって話になるからね。

あ~…半年振りのツギハギパークか。

ふふっ、楽しみだなぁ…。

半年振りのツギハギパークってことは、

蛍と付き合って半年くらいになるのか。

ネックレスを見つめて顔が綻ぶ。

半年かぁ…長いような短いような…。

喧嘩もしたし、その分仲が深まって、

一緒に遊んで一緒に寝て…。

私って本当に幸せだな。