覚醒した蛍は寝ぼけていた時に、
何をしたかなんて全く覚えていない。
「魅香さん、おはようございます!
お兄ちゃんと初詣行きますよね?
魅香さんに似合いそうな振袖を、
さっき見つけて…如何ですか?」
楽しそうに私に振袖を見せる。
今日も華美ちゃんはかっわいい…。
流石兄妹だ、朝から二人共可愛い。
「確かに初詣デートって素敵!!
今日は万年筆のインクを買いに、
買い物の予定だったの!」
初詣もいいなぁ…と言うと、
華美ちゃんが首を傾げた。
「元日も営業しているんですかね?」
「え…?」
はっ!!そうだよ…大体のお店は、
三が日に営業しないでしょ!?
結局、初詣デートに変更。
「明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
お餅は何個に致します?魅香さん。」
「蛍さんのお母様!
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
お餅は一つでお願いします。
私にも何かお手伝い出来ることは…」
後ろから肩をポンッと叩かれる。
振り向くと呆れ顔の蛍の姿。
「魅香、そんな気負わなくていい。
女の子大好きなただのオバサンだ。」



