「今回はゲストとして呼んでくださり、
誠にありがとうございました。
今宵の宴の楽しい思い出は忘れません。
皆様が、良い夢を見られますように。」

「今回はゲストに呼んでくださり、
ありがとうございました!!
皆さんと共有した時間は宝物です。
体調管理はお気をつけください!」

私の言葉を聞いてレン君が、

生放送の締めの挨拶をする…。

仕切るの本当に上手だなぁ。

「俺も本当に楽しかったです!
お喋りしたりゲームをみんなですると、
みんなと更に仲良くなれるよね!!
このメンバーで生放送ができて、
俺、嬉しかったよ!みんなありがとう!
さて、そろそろ本当にお別れだね、
じゃあ、最後はみんなで挨拶して、
終わりましょう…せーのっ!!」

『ばいばーい!!!』

「………カットォ!お疲れ様です!」

「はァ…!!終わった…さ、帰ろう。」

もう彼はレン君の皮を剥いで、

完全に素に戻っていた…霧島君だ。

「はぁ…話すのはやっぱり苦手だわ。」

麗菜も机に突っ伏して脱力していた。

二人共切り替えが鬼早いな…。

そんなこんなで家に距離がある麗菜と、

霧島君は澤田さんの車で帰宅した。