「隆弘〜!」 俺を呼ぶ声に振り返る。 梨華だ。 「梨華?何?」 そういえば、彼氏とうまくいったんか? 「バッチリ♪ありがと。隆弘のおかげだよ」 俺は、梨華からちょっとした相談を受けて。 前の俺には考えられないけど。 「よかったじゃん。梨華が頑張ったからだって」 心からそう思った。