「…瑠璃、こっち!」 「ありがとう亜矢ちゃん」 いつも、お弁当のあたし達だけど、 最近は、たまに学食を利用するようになって。 亜矢ちゃんに、気になる人がいるって話をしたら、 …こうなってしまった。 あれから、あの人にはまだ会っていないけれど。 亜矢ちゃんはあきらめきれないみたい。 あたしがこんな事を言ったのは初めてだから。 でも、一人だったら、あたしはもう諦めていたかもしれないな… それほどこの学校は大きい。