独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む

(須和さん……)

ゴンゴンゴンッ!
店のシャッターを誰かが叩く音で、葵はハッと意識を取り戻した。

(お客さんかな? もう営業時間過ぎてるんだけどな)

葵はそんなことを思いながら、半分閉まっていたシャッターを上げた。

「すみません、もう営業時間終わっちゃてるんで……す……」

(えっ……)

葵は目の前に立つ人物を見て、一瞬息を止める。

「葵ちゃん、久しぶり」