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須和は葵をすぐ隣に座らせ、あの三人と接触しないように距離をとった。
そのかいあってか、葵はそれなりに楽しい時間を過ごしていた。
「葵が作る和菓子に一目惚れをしたの。是非フランスでも販売して欲しいわ」
ミッシェルは、葵が作る和菓子の魅力を熱心に教えてくれる。
日本人の観点とはまた違う部分を褒めてもらい、葵はとても勉強になるなぁと聞き入っていた。
「よかったね、葵。外国の人も葵の和菓子を気に入ってくれるなんて本当にすごいことだよ」
「はい。少し自信が持てた気がします」
(柾さんに出会ってなかったら、ミッシェルさんに食べてもらうこともなかった。本当に感謝だな)
葵はこの日のために手間暇かけて作った和菓子を、ミッシェルとニッキーに手渡した。
「うちのお店の名物の最中と、私が作った生菓子です。よかったらお召し上がりください」
「わぁ、本当に!? ありがとう!」
二人は葵が作った和菓子の美しい見た目をじっくりと観察し、パクッと口に運ぶ。
「……なんだこれは、最高にうまいぞ!」
ニッキーが興奮して声を上げている。
そこまで感動してもらえると思っていなかった葵は、思わず笑顔をこぼした。
「ニッキーさん、これもよかったら……」
須和は葵をすぐ隣に座らせ、あの三人と接触しないように距離をとった。
そのかいあってか、葵はそれなりに楽しい時間を過ごしていた。
「葵が作る和菓子に一目惚れをしたの。是非フランスでも販売して欲しいわ」
ミッシェルは、葵が作る和菓子の魅力を熱心に教えてくれる。
日本人の観点とはまた違う部分を褒めてもらい、葵はとても勉強になるなぁと聞き入っていた。
「よかったね、葵。外国の人も葵の和菓子を気に入ってくれるなんて本当にすごいことだよ」
「はい。少し自信が持てた気がします」
(柾さんに出会ってなかったら、ミッシェルさんに食べてもらうこともなかった。本当に感謝だな)
葵はこの日のために手間暇かけて作った和菓子を、ミッシェルとニッキーに手渡した。
「うちのお店の名物の最中と、私が作った生菓子です。よかったらお召し上がりください」
「わぁ、本当に!? ありがとう!」
二人は葵が作った和菓子の美しい見た目をじっくりと観察し、パクッと口に運ぶ。
「……なんだこれは、最高にうまいぞ!」
ニッキーが興奮して声を上げている。
そこまで感動してもらえると思っていなかった葵は、思わず笑顔をこぼした。
「ニッキーさん、これもよかったら……」

