独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む

「二人とも随分仲が良さそうね。
見つめあっちゃってラブラブじゃないっ♥」

「な、何言ってるの。やめてよ」

「由紀子さんやめてあげて。
こんな若い子がおじさんと一緒にラブラブ扱いされたら、いくらなんでも可哀そうだ」

顔を真っ赤にする葵に対し、須和は薄ら笑みを浮かべて何事もなく病室に入っていく。

「そうかしら。そうは言ってもあなたたち歳の差十歳くらいでしょ?
お似合いだと思うけどなぁ。葵は真面目だし柾くんみたいな人にはピッタリ……」

「も、もう! お母さんそれ須和さんにも失礼だから。とりあえず、私は出てくるね」

「ふふっ、行ってらっしゃい」

葵は逃げるようにしてその場を立ち去った。
取り残された由紀子と須和は、笑いながら視線を合わせる。